明けましておめでとうございます。
2018年もよろしくお願いいたします。
新年一回めのブログは、
ふらっと相談所所長 行政書士 石川高雄の
ふらっとコラムです。
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『お正月 と 遺言書』
大みそかには、兄家族と父母らの眠るお墓とお寺をお参りし、その後、近しい親族への挨拶回りを済ませ、紅白歌合戦とお笑い番組を交互に見ながら食事をする。
これが、我が家の毎年の恒例行事です。
年末年始は、普段なかなか顔を合わすことのできない親族とゆっくり語り合える数少ない機会です。
ところで、全国がおめでたい雰囲気に包まれるお正月に、毎年遺言書を書き換える方がいるそうです。
作成した「その時」にはベストな内容の遺言でも、「その後」に財産（遺産）の増減があったり、家族構成（相続人）に変動があったりと、時間の経過により十分対応しきれない遺言となってしまうことも少なくありません。
様々な環境や状況の変化に伴い、遺言を撤回したりその内容を変更したりする必要が出てくることもあり得ますから、お正月の遺言更新は、とても効果的な方法といえるでしょう。
「新年早々に遺言なんて縁起が悪い！」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、家族が一年元気に過ごすための【お守り】と考え、まずは法的な効果を考慮せずにメモ書き程度で自分の想いを伝えるチャレンジをされても良いかもしれませんね。
しかし、それもなかなか難しいという方は、お正月に親族の集まる機会を積極的に設ける（継続する）ように心がけるだけでも良いと思います。
身内と一緒にお酒を酌み交わし食事をしながら、過去の思い出や現在の心境を語り合うことで、自分や家族の将来の希望（要望）が自然と明確になってくるかもしれません。
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